「灘のけんかまつり」の中では色々なかけ声、囃子があります。
主な囃子としては松原獅子屋台の練り上げ時の囃子、道中での幟唄などがあります。
「若(わか)ノ松(まつ)勢(せ)エ儘(まま)ソラ サノ栄(さか)
世々(ようよう) 我(わ)モ招迎(しょうげ)ヤ 面白(おもしろ)ヤ
汝(なんじゃ)納(のう)俵担(ひょうたん)ヤ サア 越頭(えっと)栄(えい)
ただ かけ声としては サノ栄 は エッサノサ とかけられています。
この太鼓の音は1996年環境庁の「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。
播磨名所めぐり
- 播磨名所を(ヨイヨイ)
巡りてみれば(ア ヨーイセー トーコセ)
その名高砂相生の松(ソラ ヤートコセー エーイヤナ)
(ソリャ アレワイイナ コレワイイナ)
(ソリャ ヨーイ イトセー)
- 鐘はあかつき尾上の松は 霜はおけども葉は深緑
- 曽根の天神日笠の山に 松に千年の世に名を残す
- 固い誓いの石の宝殿は よそに聞こへて名も龍が鼻
- 国も豊かな太平の世に 深く寝入りし手枕の松
- 朝日かがやく二見の浦よに 二見かきとて名物ござる
- 加古の渡りの船こぎ出て 音に聞こへし響きの灘や
- 印南大塩うらうら々越えて 八家の地蔵の仏をたのみ
- あふの松原神風強く 恋の浜辺にたつ身のつらさ
- かちん染めなる鹿間の浦や 塩屋垂水の磯伝いきて
- 杖は桜木花さきそめて 目をば明石の人丸の神
- 霧の中漕ぐ漁りの舟は はるか淡路の島がくれ行く
- 廿五番の清水寺は 千手観音その御嶽山
- 法の花山春秋ごとに 枝葉栄えて谷間は茂る
- 廿七番札うつ書写の 松の緑にふく山おろし
- 五穀豊穣守らせ給ふ 神の御庭の広峰山を
- 祈り増位のその山つづき 月も照りそう有明の峰
- 裾に風羅堂翁の塚へ 露を手向ける破蓑と笠
- 男山から姫山見れば 空に輝く白鷺の城
- 皿は九つお菊の屋敷 数をよむたびのう情けなや
- 主に忠義の誉れも高く 47士の木像ならべ
- 宝の明神小五月まつり 年に二度さく白藤の花
播磨名所以外にも、那須与一があったり、各村で歌詞がちがったりと特色があります。